◆「クラウィス」とは、ラテン語のクラヴィス=「鍵・錠前」という意味より。
◆「ニヒル」とは、同じくラテン語で「虚無・冷たく醒めていて暗い影のあるさま」という意味より。
アスクの作成したキャラ名である。特殊な設定により、名前が二つあるような形をとっている。どのような「鍵」で、どのような「影を背負う」者なのだろうか。
◆クラウィス・ニヒルは、治癒神アスクレピオスの物語を歪める使徒のひとり。彼女たちの司る性質は「忠誠・叛逆」
◆カタナを操るキャスト。極めて機体が大きく身長はアスクレピオスにも匹敵する大きさ、それに反して機敏な動きで敵を翻弄し、滅していく。カラーリングは狼火(ヴォールク)とは対照的な白が基調となっている。普段バイザーをしており瞳は見えない。しかし時折かすかに見え隠れするライトグリーンの瞳は真正面から何事も見透かすような強い意志を感じさせる。彼女の情報はアークスに正式に登録されていない。では彼女はなぜアークスシップにいられるのか、はたまた彼女の目的はなんなのか。
◆第二章「邂逅と交錯」においてアスクレピオスと一度出会っている。彼女こそクラウィス・ニヒルである。その時名乗りはしなかったものの、一つのキャストの身体に二つの人格が入っていることを見せており、驚かせている。互いを名前で呼び合い、戦闘中に主導権を戦闘状況に応じて交代しているようだ。
◆性格についてはそれぞれの人格がある。クラウィスは「つっけんどんで言葉使いも乱暴だが人情に厚い。思考よりも先に感情任せに動いてしまう癖」がある。そしてニヒルは、「冷静沈着、常に一歩引いたところから物事を見ており、リアリスト」である。皮肉めいた冗談を時々言い、古い曲を口ずさみクラウィスにいつもどやされている。普段、機体の主導権はほとんどクラウィスが握っており、ニヒルが状況判断、忠告、戦法提案をしている。
◇普通なら二つの人格は一つの身体に入ることはできない。そしてアークスに登録されていないにも関わらずアークスの作戦に参加できる違和感。それらの詳しい情報が明示される日は来るのだろうか。